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コラムを掲載しました(清水利尚:「ブルシット・ジョブ」と日本社会(その1))

noteにコラムを掲載しました。

今回は、清水利尚(RISS理事)の「「ブルシット・ジョブ」と日本社会(その1)」です。

清水利尚
(博士(学術)、独立研究者、一般社団法人社会科学総合研究機構 理事)

コラムバックナンバー:
「SDGsは未来の社会への 道標となりうるか?」
「人間を選別する思想について 普遍的人権概念のダークサイド」

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はじめに
『負債論』や『官僚制のユートピア』などの著書で知られるアナーキスト人類学者のデイビッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の社会理論』が話題を集めている。グレーバーは” We are the 99%(われわれは99パーセントだ)”というスローガンで行なわれた2011年のニューヨークでの” Occupy Wall Street(ウォール街を占拠せよ)”の理論的指導者として知られる反グローバルを訴えるアナーキストのアクティビストでもあった。
 筆者はちょうど彼の『ブルシット・ジョブ』を読み終えたタイミングで9月2日に彼の訃報に触れ(1)、これから「ブルシット・ジョブ現象」について様々な議論が盛りあがるところだったのに、と落胆した。ご冥福をお祈りする。

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【告知:オンライン勉強会(特別無料公開)】「環境と成長は両立できるか」2020年11月21日(土)19時〜

オンライン勉強会を実施します。

特別無料公開です。

テーマは、「環境と成長は両立できるか」

日時:2020年11月21日(土)19時スタート

現在の経済システムがこのまま続くなら今世紀半ばには温暖化などによって地球環境は必ず破綻する、と声高に言われています。そのため「持続可能な成長」を掲げて、SDGs(持続可能な開発目標)など地球環境を守りながら経済成長を遂げられる社会システムが模索されています。しかし、そのようなウマい話が果たして可能なのか? あくなき利潤を追求する現代の資本主義経済システムのなかに、環境破壊の根本的要因が内在しているのではないかと考えられます。では、現在の経済社会を離れた持続可能な社会が現実に考えられるのか、皆さまとともに考えたいと思います。

講師:根本正一 RISS代表理事、元日本経済新聞記者、博士(学術)

参加される方は下記からお申し込みください。

コラムを掲載しました(外村江里奈:時間、あるいは「いのち」を刻む物語)

noteにコラムを掲載しました。

今回はRISS理事の外村江里奈さんの「時間、あるいは「いのち」を刻む物語」です。

外村江里奈
(博士(学術)、東洋大学文学部哲学科非常勤講師、清泉女子大学非常勤講師、一般社団法人社会科学総合研究機構 理事)

コラムバックナンバー:

「思考パターンと認識能力」

「世界と自己を豊かにする パースペクティブの可能性 」

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「一期一会」、「森羅万象」。この二つの四文字熟語は、私の言葉の宝物である。これらは、「いのち」を映し出す言葉であろう。
しばしば、「何気ない日常の一瞬が貴重だ」といわれる。なぜだろうか。本文では、「一期一会」という言葉をちょっぴり深く味わうことで、この問いの答えに接近したい(「森羅万象」の玩味は乞うご期待!)。そのことが「いのち」を見直す機会になったり、人生を彩るひとつの音色になったりしたのなら素敵だな。

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【告知:オンライン勉強会(特別無料公開)】「新自由主義が考える経済社会」(2020年11月12日(木)20時〜)

オンライン勉強会を実施します。
今回は特別無料公開といたします。
テーマは、「新自由主義が考える経済社会」です。
日時:2020年11月12日(木)20時スタート

公助を担う行政の長が「自助・共助・公助」を主張したことで、逆説的により一層の「自助」努力を求める時の政権のスタンスが明らかにされました。この「自助」や「自己責任」を重視する経済社会思想は「新自由主義」と呼ばれます。日本でもすでに1980年代からこの新自由主義的な考え方が広がってきましたが、コロナ禍対策による今後の財政難を考えたとき、これまで以上に多くの人びとがこの「新自由主義」と対峙することが要求されると考えられます。そのため今回の勉強会では、この新自由主義について日本でいち早く体系的に考察された故・野尻武敏先生(神戸大学・大阪学院大学名誉教授、生活協同組合コープこうべ協同学苑学苑長)の論考を中心に、新自由主義の考える経済社会を基礎から考えます。

報告者・世話人:目白大学 社会学部 准教授 廣重剛史

参加申し込みはこちらから。

コラムを掲載しました(熨斗隆幸:コンピュータにできないこと ITの限界?(2) Ignoramus et ignorabimus ――われわれは知らないし、 知らないであろう )(note)

noteにコラムを掲載しました。

今回は、熨斗 隆幸(RISS研究員)の「コンピュータにできないこと  ITの限界?」です。

熨斗 隆幸
一般社団法人 社会科学総合研究機構 研究員)

コラムバックナンバー:

ITは社会を変えるか? :スーパーシティが立ち上がる?

コンピュータにできないこと  ITの限界?

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前回計算の限界についてお話ししました。しかし計算機の限界を認めるとしても、そもそもいまのデジタル社会は計算機でできているの?という疑問があるかもしれません。社会のIT化を見ていると何だってできそうじゃない。計算機って計算するモノでしょう?スマホって電卓機能はあるけど、計算機じゃないでしょう、とおっしゃるかもしれませんね。元々電話だし。

 続きはnoteで。